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高品質な構造体

CONCEPT.03

2×4( ツーバイフォー) 構造について

ツーバイフォー工法とは、均一のサイズの木材を床・壁・屋根部分に貼り合わせて作っていく6 面体の構造( 箱構造) を組み合わせて住宅を造る工法です。
地震や台風などの外力を1 点に集中させず、バランスよく分散させて建物の変形や崩壊を防ぐことで耐震性を高めることができ、気密性、耐火性、省エネルギー性、遮音性能も非常に優れています。また資材が共通化されていることから、施工業者の技量に左右されにくく、安定して高品質・高性能な住宅を提供することができます。

従来の在来軸組工法との比較

在来軸組工法 2×4( ツーバイフォー)
建物を支える建材 柱・梁・筋違い・耐力壁 壁4面・天井・床の6面構造体
工期について 約半年
構法段階に木材を一つ一つ組み合わせたり、乾燥させたりするので、工期が長くなる傾向があります。
約3~4ヶ月
規格化されていることや、木材も乾燥材を使用しているので、比較的短いことが特徴
接合部 継手・仕口・補助金物 針・金物
取扱業者 古くからの工法なので取扱業者は多いです。業者の技術力によって建物のできに差が生まれることがあります。 施工者の技量に左右されることなく、どの住宅にも均一な高品質で高性能住宅が可能です。
費用について 一からの施工になり、規格住宅と比べて材料のコストが嵩みます。また、エ期が長くなると人件費がかかるため、全体的に費用が割高になります。 工期が短いことで、コストダウンにもなり、人件費もかかりません。

在来軸組工法

揺れに弱い

地震などの外力が接合部に集中しやすく、ねじれ・歪みが生じやすくなります。
現在は、筋交いなどを入れ強度を保つ工夫がされています。

2×4(ツーバイフォー)

揺れに強い

箱上の四面体なので外力を面で受け止められる

耐震性

Seismic resistance

6面体で支える一体構造だから地震に強い

地震や強風で建物に加わる「外力」を各面構造に効率良く分散させることができます。
荷重が1点に集中することがなく、建物全体でバランス良く受け止めることができるので耐震性に優れた構造体です。

マキタハウスは耐震等級 3相当

マキタハウスの住宅は、全棟が耐震等級の最高ランク「3」に相当する、(震度6~7にも耐えられる)安心の耐震性能です。その強さは、災害時に救助活動の拠点となる消防署や病院と同等です。数百年に一度発生するような大きな地震を受けても、安心して住み続けられる耐震性能です。

実際の耐震等級3の耐震性について

国土交通省によるデータで、熊本地震は震度7の地震が2回発生しましたが、耐震等級 3は、この地震で倒壊数ゼロだったことから、震度7の大きな地震にも複数回耐えられる耐震性だと証明されました。一方で、残念なことに耐震等級1や等級2の住宅では、倒壊してしまった建物が多く見られました。地震の多い日本において、熊本地震のような複数回の地震を想定した場合、法律で定められた性能以上に耐震性を確保しておく重要性があることが分かります。よって、耐震等級3で、ながく住み続けられる家を実現できます。

耐火性

Fire resistance

実は、「木は火に強いんです!」

木は火に弱い、と思われる方は多いと思います。確かに「木」は燃えやすい性質を持っています。
しかし、ある程度、太さや厚みがある(断面が大きい)木材は、一旦燃えても表面に炭化層をつくるだけで、内部までの火の進行がストップします。
これに対し、火に強いと考えられる「鉄」は、550°Cを超えると急速に柔らかくなって変形し、その強さが大幅に低下してしまうので、骨組みが崩れ落ちてしまうことにもなりかねません。
従って、木材は中心部分まで火の進行はなく、燃え残り強度を保ちます。

ツーバイフォー住宅は火に強い!

石こうボードでさらに耐火性アップ!
ツーバイフォー工法は、全ての天井や壁の内側全体に厚さ 12.5mm以上の石こうボードが貼られます。石こうボードの中には約21%の結晶水が含まれていて、炎があたると熱分解を起こして約20分もの間、水蒸気を放出するという優れた特性を発揮します。このため火災が発生しても、天井や壁の内部の温度が上昇しにくく、構造材が着火点(約260°C)に達するまでの時間を大きく遅らせることができます。
また、床・壁の内部に埋め込まれる断熱材も、火災時の熱が構造材に伝わりにくくし、石こうボードとともに木材の発火を遅らせます。これによりツーバイフォー住宅の耐火性は、さらに高くなっています。

耐風性

Wind resistance

ツーバイフォーは台風・竜巻にも強い!

日本列島は、台風の通り道になっていて、毎年のように大きな被害をもたらします。
ツーバイフォー構造は、そんな強風に負けない優れた耐風性を備えた台風構造です。
なぜなら、ツーバイフォー住宅は屋根(軒下)は強風に対して、構造的に優れた強度を備えたつくりになっており、「ハリケーンタイ」と呼ばれる、あおり止め金具が、屋根のたる木と構造壁をガッチリと連結し、強風に煽られても屋根が吹き飛ばされないようになっています。

遮音性

Sound resistance

ツーバイフォーが持つ遮音性能

ツーバイフォー住宅は、音の伝搬係数が鉄などより低い木造であるうえに、隙間のない構造によって音を大幅に抑える効果を持っています。また、壁自体が外壁材や断熱材、構造用面材などさまざまな素材によって形成される多重構造のため、声が響きにくいです。また、ツーバイフォーは密閉性が高いため、音の出入りも抑える優れた遮音性となっています。

気密性・断熱性

Airtightness

高気密で省エネな住まい

ツーバイフォー工法は、床・壁・天井が隙間なく接合された一体構造なので、高い気密性を確保できる特徴があります。換気や暖房・冷房をコントロールしやすく、高気密な住宅性能です。また、面材が防湿・気密素材のため、省エネ性能に秀でた工法となっています。

ヒートブリッジを防ぐ高断熱住宅

木のツーバイフォー住宅は、鉄骨住宅のように鉄骨を通じて外気の冷たさが室内に伝わるヒートブリッジ現象もありません。また、外気を受けやすい外壁は、ツーバイフォー独自の面構造と壁内に充填された断熱材との相乗効果で、より高い断熱性を発揮し、より少ないエネルギーで快適な居住性を実現します。面構造ならではの建物全体を断熱材で覆うことによって高い断熱効果が得られるため、外気の影響を受けにくく、室内を一定の温度で保つことができます。

耐久性

Durability

長く暮らすために快適空間を

ツーバイフォー住宅は、構造用製材に含水率19%以下の日本農林規格に基づく乾燥材を使用しています。湿気や結露への徹底した対策によって、耐久性を確保。ながく住み続けられる丈夫な住まいを実現しています。

湿気を構造躯体に入れない工夫

結露は室内外の温度差や、温度の急激な変化によって起こります。結露は、木材の腐朽の原因となるだけでなく、カビの繁殖など、住まいにさまざまな悪影響を及ぼします。しかし、ツーバイフォーは壁内に断熱材が重鎮されているため、室外と室内の温度差が緩やかに緩和され、結露が発生しにくい構造となっています。

床下には、防湿シートと基礎パッキン工法

床下の地盤面にポリエチレンフィルムなどの防湿シートを敷き込み、床下の地盤面から発生する水蒸気をシャットアウトします。さらに基礎には床下全体の空気が流れるように基礎パッキンを設け、床下に湿気がこもらないようにします。また、一体の鉄筋コンクリート造としたベタ基礎が標準仕様です。

快適性

Comfort

冷暖房の効率が良く少ない冷暖房費で一年中快適に過ごせます
また、快適空間で病気の予防に。

ツーバイフォーの高気密性が脳梗塞、心筋梗塞の予防につながる

断熱の不十分なお家では、深夜から早朝にかけての急激な室温変化が自律神経に影響を与え、血圧の上昇で心筋梗塞や脳梗塞発症の引き金になりうることがあります。
ツーバイフォー住宅は、一体構造なので高い気密性・断熱性で室内の温度を一定に保つことができる為、体への負担を減らすことができます。
心筋梗塞や脳梗塞の原因でもある睡眠中の血圧を下げ、住環境で病気を予防でき、一日中快適空間に過ごせます。